元田事務所ニュース 2016年04月号 4面~5面 参考資料

平成27年賃金構造基本統計調査
女性の賃金、過去最高に


 厚生労働省が発表した「賃金構造基本続計調査」によると、昨年のフルタイムで働く一般労働者の賃金(6月分の所定内給与額)は、前年に比べて1.5%増の30万4,000円と2年連続の増加。このうち、女性の賃金は同1.7%増の24万2,000円で、過去最高となったことが分かりました。
 なお、この調査は常用労働者10人以上の5万785事業所を対象に行われたものです。

一般労働者の賃金

《賃金、前年比》
 平成27年の賃金は、男女計30万4,000円で、前年比1.5%増となっている。
 性別では、男性が33万5,100円で前年比1.7%増、女性が24万2,000円で同1.7%増となっている。
 また、男性の賃金を100とすると、女性の賃金は72.2で、男女間の賃金格差が過去最小だった前年と同水準となっている。

《学歴別にみた賃金》
 男性は大学・大学院卒40万2,500円(前年比1.5%増)、高専・短大卒30万8,800円(同1.6%増)、高校卒28万8,200円(同0.5%増)、女性は大学・大学院卒28万7,800円(前年比1.1%増)、高専・短大卒25万2,500円(同1.4%増)、高校卒20万7,700円(同1.0%増)となっており、男女ともにすべての学歴で前年を上回っている。

《産業別にみた賃金》
 男性は金融業、保険業(48万2,300円)、教育、学習支援業(44万2,200円)が高く、宿泊業、飲食サービス業(27万円)が低くなっている。
 女性は電気・ガス・熱供給・水道業(32万4,800円)、情報通信業(31万3,700円)が高く、宿泊業、飲食サービス業(19万6,200円)が低くなっている。(下図参照)

《企業規模別にみた賃金》
 男性は大企業38万7,700円(前年比1.5%増)、中企業32万300円(同2.6%増)、小企業28万8,500円(同0.9%増)、女性は大企業26万8,400円(前年比1.2%増)、中企業24万400円(同2.8%増)、小企業21万6,400円(同0.8%増)となっており、男女ともにすべての企業規模で前年を上回っている。
 また、大企業の賃金を100とすると、中企業は男性82.6、女性89.6、小企業は男性74.4、女性80.6となっている。

《雇用形態別にみた賃金》
 男女計では、正社員32万1,100円(前年比1.1%増)、非正社員20万5,100円(同2.4%増)となっている。(産業別は上図参照) 性別では、男性が正社員34万8,300円(前年比1.5%増)、非正社員22万9,100円(同3.1%増)、女性が正社員25万9,300円(前年比1.1%増)、非正社員18万1,000円(同1.0%増)となっている。
 また、正社員の賃金を100とすると、非正社員は男性65.8、女性69.8にとどまっている。

短時間労働者の賃金

 1時間当たりの賃金は、男性が1,133円(前年比13円増)、女性が1,032円(同20円増)で、いずれも過去最高となっている。(左表参照)
 これを産業別にみると、男性は学術研究、専門・技術サービス業(1,734円)が高く、宿泊業、飲食サービス業(960円)が低くなっている。
 女性は電気・ガス・熱供給・水道業(1,335円)が高く、製造業(915円)が低くなっている。