元田事務所ニュース 2016年02月号 4面~5面 参考資料

平成26年国民健康・栄養調査
所得により生活習慣の状況に差

 このほど厚生労働省が発表した「平成26年国民健康・栄養調査」によると、所得の低い世帯では、所得の高い世帯と比較して、米やパンなど穀類の摂取量が多く、野菜類や肉類の摂取量が少ないということが分かりました。
 この調査は平成26年11月、全国の5,432世帯を対象に実施。有効回答が得られた3,648世帯について分析したものです。

所得と生活習慣等に関する状況
 世帯の所得を「200万円未満」、「200万円以上~600万円未満」、「600万円以上」の3群に分けて生活習慣等(食生活、健康診断、たばこ等)の状況を比較した。
 穀類の1日あたりの摂取量は、世帯の所得が600万円以上の男性で494gに対して、200万円以上~600万円未満は520g、200万円未満は535g。女性も同様に352g、359g、372gと所得が低いほど摂取量が多くなつている。
 一方、野菜類と肉類の摂取量は男女とも所得が高いほど多く、低いほど少なくなっている。(下図参照)
 また、健診を受けていない人の割合は所得が低いほど高く、600万円以上の男性で16.1%に対して、200万円未満は42.9%に上っている。
 現在習慣的に喫煙している人の割合も同様。特に顕著なのは女性で、600万円以上が5.6%に対して、200万円未満は15.3%で約3倍となっている。

肥満およびやせの状況
 肥満の人(BMI25以上)の割合は、男性28.7%、女性21.3%で、前年に比べて男性は変わらず、女性は1.0ポイント上昇。年齢別にみると、男性では50歳代(34.4%)、女性では70歳以上(24.7%)でそれぞれ最も高くなっている。
 一方、やせの人(BMl18.5未満)の割合は、男性5.0%、女性10.4%で、前年に比べて男性は0.3ポイント上昇し、女性は1.9ポイント低下。年齢別にみると、男女とも20歳代で最も高く、男性13.0%、女性17.4%となっている。

糖尿病に関する状況
 「糖尿病が強く疑われる人」の割合は、男性15.5%、女性9.8%で、前年に比べて男性は0.7ポイント低下し、女性は0.6ポイント上昇。年齢別にみると、男女とも70歳以上で最も高く、男性22.3%、女性17.0%となっている。

血圧の状況
 収縮期(最高)血圧の平均値は、男性135.3mmg、女性128.7mmHgで、140mmHg以上の人の割合は、男性36.2%、女性26.8%。この10年間でみると、140mmg以上の人の割合は男女とも低下傾向となっている。

運動の状況
 運動習慣のある人(1回30分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上継続している人)の割合は、男性31.2%、女性25.1%で、前年に比べて男性は2.6ポイント、女性は2.1ポイントそれぞれ低下。年齢別にみると、男性では30歳代(13.1%)、女性では20歳代(10.1%)で最も低くなっている。
 また、1日の歩数の平均値は、男性7,043歩、女性6,015歩で、前年に比べて男女とも減っている。

飲酒の状況
 飲酒習慣のある人の割合は、男性34.6%、女性8.2%で、2年前に比べて男性は0.6ポイント、女性は0.9ポイントそれぞれ上昇している。

喫煙及び禁煙意思の有無の状況
 現在習慣的に喫煙している人の割合は、男性32.2%、女性8.5%で、前年に比べて男性は変わらず、女性は0.3ポイント上昇。年齢別にみると、男女とも30歳代で最も高く、男性44.3%、女性14.3%となっている。
 一方、たばこをやめたいと思う人の割合は、男性26.5%、女性38.2%で、前年に比べて男性は3.1ポイント、女性は9.6ポイントそれぞれ上昇。年齢別にみると、男性では70歳以上(35.7%)、女性では30歳代(50.7%)で最も高くなっている。(上図参照)

野菜摂取量の状況
野菜摂取量の平均値は、男性300.8g、女性285.0gで、年齢別にみると、どの年代でも厚生労働省が推奨する1日350gには達していない。

健診の受診状況
 過去1年間に健診を受診しなかった人(未受診者)の割合は、男性27.8%、女性37.1%で、年齢別にみると、男性では70歳以上(38.6%)、女性では30歳代(46.7%)で最も高くなっている。
 また、健診の受診状況別に生活習慣等の状況(たばこ、運動、体型、血圧)を比較すると、女性の肥満者の割合は未受診者で高く、また男女とも現在習慣的に喫煙している人の割合、運動習慣がない人の割合、血圧の平均値は未受診者で高くなっている。