上司や同僚の「マタハラ」防止を義務付けへ 2016年01月号

1面 表紙
 年頭のご挨拶

2面 ニュース
《雇用保険の適用を見直し》
  失業者のセーフティネット強化の観点から65歳以上の新規雇用者も加入可能に
《上司や同僚による「マタハラ」防止措置を義務付けへ》
  労働政策審議会が男女雇用機会均等法関連の見直し案を提案
《ストレスチェック》
  事業者向けに「実施プログラム」の配布を開始
   厚生労働省の専用サイトから無料でダウンロード可→<http://stresscheck.mhlw.go.jp/>
《「賃金構造基本統計調査(初任給)」の結果》
  大学卒、高校卒ともに初任給は前年より増加 ※次ページ参照

3面 参考資料
《平成27年の初任給と対前年増減率》
  厚生労働省発表による性別、産業別の調査結果(表)

4面 安全・労働衛生
《年の初めの安全衛生宣言》
  年初の安全衛生宣言についてトップダウンとボトムアップ双方の観点から紹介

5面 参考資料
《「過重労働解消相談ダイヤル」等の相談結果》
  厚生労働省は「賃金不払残業」等への相談結果を公表し問題ケースについては監督指導を実施

6面 労務管理 
《トラブル回避の対応術》
  年少者に時間外労働をさせられるか?

7面 社会保険
《社会保険の実務サポート》
  健康保険証の失効に伴う注意事項について解説

8面 参考資料
《賃金引上げ等の実態に関する調査》
  常用労働者100人以上の企業を対象とした結果、賃上げ実施企業が前年比1.8ポイント上昇
   産業別にみた賃金の改定の実施状況(表)



 労働政策審議会の分科会は12月8日、失 業者のセーフティネット強化の観点から、65 歳以降に新たに雇用される人についても雇用 保険への新規加入を認めることなど、雇用保 険制度の適用見直しの検討に入りました。  現在の制度では、65歳前から同じ事業主 に雇用されていれば、65歳以降も引き続い て加入できる「高年齢継続被保険者」のしく みがありますが、65歳以降新しく雇用され た場合は、これとは別の被保険者類型を設定 するという案があがっています。  一方で、64歳以上の雇用保険料の徴収免除 については廃止し、経過期間を設けて原則ど おり徴収することなども検討されています。  厚労省は通常国会に雇用保険法の改正案を 提出し、平成28年度中の施行を目指しています。  妊娠や出産、育児を理由に職場で不利益な 扱いをするマタニティー・ハラスメント(マ タハラ)について、労働政策審議会の分科会 は12月7日、企業に防止策を講ずることを 義務付けるなど、男女雇用機会均等法関連の 見直し案(たたき台)を示しました。  現行法では、事業主に対して、解雇や降 格、減給などの不利益な扱いをするマタハラ を禁止していますが、近年は禁止の対象とは されていない上司や同僚による嫌がらせなど のマタハラ被害が多くなっています。  これを踏まえて、見直し案では、上司・同 僚からの行為を防止するための措置について、 セクハラ防止のために事業主に義務付けられ ている措置を参考に、社内にマタハラ相談窓 口を設けたり、上司らに研修を受けさせたり するなどの措置を義務付けるとしています。  厚生労働省はこのほど、労働安全衛生法に 基づき、12月1日から労働者数50人以上の 事業者にストレスチェックが義務付けられた ことを受けて、事業者向けに「実施プログラ ム」の配布を始めました。  プログラムは、事業者がストレスチェック 制度を円滑に導入・実施できるよう、ストレ スチェックの受検、結果の出力などが簡単に できるようになっていて、同省の専用サイト (http://stresscheck.mhlw.go.jp/)から無料 でダウンロードすることができます。  厚生労働省がまとめた賃金構造基本統計調 査(初任給)の結果によると、新規学卒者の 平成27年初任給は、大学卒(男女計)で20万 2,000円(前年比1,600円、0.8%増)、高 校卒(同)で16万900円(同2,100円、1.3% 増)といずれも前年を上回りました。  規模別にみると、従業員数10~99人の 「小企業」で、大学卒の男性が前年より0.4% 増の19万8,100円、女性が0.6%増の19万 1,500円と小幅な上昇でしたが、高校卒の男 性は2.7%増の16万6,100円で大幅に伸び ています。高校卒の女性は前年と同額の15万 1,800円でした。(次ぺ-ジに産業別の初任給 を掲載しています。)