―51回目のコラム― |
いつもこのコラムをお読みいただき、ありがとうございます。 月日の経つのは早いもので、今回で51回目を迎えることとなりました。 そのとき、そのときの思いついたことを書いてまいりましたが、まさか50回を超えるとは、自分自身でも想像できませんでした。 ところで今、政府は少子・高齢社会に対応すべく、「70歳まで働ける企業」の環境作りに取り組んでいます。 昨年、65歳までの継続雇用義務化等を実施したばかりなのに、すでにこうなのです。 それほど わが国の置かれている現状が厳しいことの裏返しかも知れません。 平均寿命の延びは、戦後政治の輝かしい成果ですが、一方 それがすべてではないにしても隘路となり、年金の支給開始年齢の先送りや医療費の増大につながっていく。 ある時期の成功要因が、時が変れば大問題の原因になるということです。 これから労働市場へ入っていく人たちは、およそ50年間を職場という環境で過ごすことになるわけですが、もし神様が、「あなたにもう1回人生を与えてやる」と言われたら、あなたは受けますか。 |
- 今月の名言
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「豊か」になることは、実は「悲しさ」を増やすことなんですよ。 タクシ―の「豊かさ」を知っちゃったテレクラの女の子はね、 タクシ―の行列には並べても、最早バスの行列には並べない。 (田中 康夫) |
平成19年11月01日
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所長コラム 2007/11
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所長コラム