所長コラム 2006/3

― 常識が崩れるとき ―
 スペインといえば闘牛です。
「闘牛士が颯爽と赤い布を振って牛をおびき寄せ、次の瞬間猛然と襲いかかる」、私達は当然のごとくそれをイメージとして持っています。

しかし あるとき読んでいた本の中に、「牛の目は白・黒・灰色程度にしか見えない」と書いてありました。・・・・・あ然。

闘牛士が打ち振る赤い布の『赤』という色には意味がなく、牛はただ、ひらひらと揺れ動くものに危険を感じ、興奮して突進して来るらしいのです。 

つまり 何色の布でもかまわないのです。

赤い布は、観客つまり見ている私達人間を興奮させるための赤い布なのです。

 私達は、日々仕事をするうえでも、時々同じような場面に出くわし、今まで持っていた自分の常識が崩れるときがあります。

なぜそうだったのか、多分頭の中で分かっていただけで、実際に自分自身が動いて検証していないからなのです。
借り物の知識、検証のない常識。自分が動くことで自分の中の常識を崩して行きたいと思います。
- 今月の名言 -
天使が飛ぶのは羽があるからではない。
「飛ぶ」と皆に信じられているからである。

(神戸健二)
平成18年3月1日