所長コラム 2005/08

― 戦力外通告 ―
 「戦力外通告」、先日 大リーグで活躍していた日本人の選手に戦力外通告が言い渡されたと、ニュースが伝えていました。
 厳しい世界です。打率が伸び悩んだり、防御率が悪くなると即 解雇ということでしょう。代わりはいくらでもいるといことかも知れません。
 当の選手たちは、自分の好きなことをしているため、私たちが考える以上には割り切っているのかも知れません。
 私たちの職場でも、時々「リストラ」・「解雇」という名の「戦力外通告」が言い渡されます。
 長らく終身雇用? にどっぷり浸かっていて、家族主義の時代が続いたためか、企業も従業員も戦力外通告に不慣れなのです。
そのため 戸惑い、挙句は労使紛争ということになりますが、その労使紛争の根本原因はどこにあるのでしょうか。
それは 野球と違って、私たちの仕事の大半が、打率や防御率のように数値化(評価)できていないことにあると考えられます。
「○○さんの今年の成績は、打率2割3分、防御率5.56でした、そのため解雇します。」などと言えないのです。 いや そういう仕組みを作っていないのです。
 「戦力外通告」が、陰湿ないじめやパワーハラスメントなどと呼ばれることが無いよう、企業にとっては「人の評価の基準作り」が、大変難しいことですが、これから大きな課題になるものと思われます。
 そしてそれは、来年から始まる65歳への継続雇用、来るべきエイジフリー時代への準備でもあります。
ー今月の名言ー
人は努力しても報われない時 無気力になる。もう一つは何もしなくても報われるとやはり無気力になる。
(ある心理学者)
平成17年8月01日